青森県U12サッカー大会 大会総括
十和田の高森山にて行われた県大会。過去には通称県少年と呼ばれ秋に開催し、決勝はテレビ放映までしていた大会。今大会は雨と霧、雷によって、落ち着かない状況も多少ありましたが、選手たちの頑張りによって見事優勝、2連覇となりました。パンフレットを見直すと過去の成績が一覧で記載されていて、青森FCは今回で6回目の優勝となりました。
大会前も怪我人もいたりと、また新チームとしてあまり時間の共有も出来ていない状況でした。チームとしてどのように戦い、誰がどこのポジションで出るのかが一番チームとして輝くのか。各選手持ち味は出せるか、噛み合わないシーンがたくさんあり、迷いが多く、攻撃もチグハグ。攻撃と守備は表裏一体ですので、守備でリズムが出ないと攻撃もリズムが出ない。その逆もしかり。いとも簡単に失点するシーンがずっと続きました。
悩みながら、少し違うポジションも経験させてみたり、競争もしながら様々な選手を出してみたりと試行錯誤でした。チーム内競争はもちろん重要なのですが、あの子も輝いているが、この子も面白い、逆にこの子のこれは面白いなんて言う競争が理想なのですが、あまりそのような雰囲気にもできず、大会前まではあまりいいチーム雰囲気ではありませんでした。
1試合目、2試合目を見ている方々もあれれ?大丈夫?というような不安が大きく残ったと思います。不安と迷い、あやふや、ここまで試合が上手くいかない時間が長いなんて、、、そんなチームを変えた転機は2試合目の後半、そして3試合目だったかと思います。配置と選手を変えました。そこで、交代選手が躍動と言ったところでしょうか?
実は大会前から誰がどこででるかはコーチ自身も考えが決まらないから、みんなで考えていこうとまずは伝えていました。また、出ていない選手はサブとは思わないで切り札、ゲームチェンジャー、クローザーなんて最近よく聞こえてきますが、まさにそのように思っていてほしい。ポジションを奪われた、試合に出れない。なんて思わなくていいと伝えていました。今大会のうまくいったと間違いなく言えるポイントは交代です。ゲーム運び方や流れを変える選手や、守備の火力を落とさない選手など交代して入ってきた選手が頑張ってくれました。例えうまく試合に入れなかったとしても、必死に頑張ってくれる時間こそが他の選手も一息つける時間となり、また息を吹き返す。ここがうまくいきました。小柄な選手が多いので、みんなで守備を走り回らなければいけません。相手の大きな選手にはみんなで囲います。その分運動量も求められるので、交代選手の頑張り、チーム全員の頑張りが相手の時間を減らしてくれました。点数を取った子たちも緊張の固さが消えスーパープレーでチームに勢いをもたらしてくれました。背中でみんなを引っ張る姿勢にたくましさがありました。自分の武器を強気に決勝で出せるのは本当にすごいことです。また、目には見えにくいですが、攻撃と守備をうまく繋ぎ走り回っていた選手もいました。ピンチとチャンスに顔を出せるいい選手。点数と言う目に見える結果を出せなくても、オレは君がたくさん走っていたのをちゃんと見ていたよと伝えました。途中からは入った選手も攻撃の味を変えていました。点数こそ取ってはいないですが、相手にとっては嫌だったのは見て取れます。ドリブル~ドリブル~から、いきなりコンビネーションを取ってくれる選手が現れたのだから。ちゃんとチームのプラスになっていました。。
ちぐはぐだった春が終わり、強くなるための夏が来る。そして秋へ向けてまたリスタートです。(青森FC U12監督 伊藤豪)
