責任

 ゴールデンウイーク、6年生、5年生、4年生と県外遠征に出かけた。6年生は秋田から山形を経由して岩手へ3泊4日、4,5年は岩手八幡平で1泊2日の遠征となった。私は4年生チームの担当となり、久しぶりの宿泊の遠征であった。コロナの影響もあり、何年ぶりの宿泊だったろうか?現地では久しぶりの仲間に会うことができ、『お元気そうで良かったです。』と声を掛けてもらった。         4年生の中には、初めて宿泊する子もおり、民宿のため、洗濯から食事、布団の準備と全部自分たちでやらなければならない。まして2日目は雨も振り出し、寒さも感じたが、すばらしい芝のピッチで試合をすることができた。逆に5年生は同じ芝でも雨でどろんこになった場所がたくさんあり、大変だったと思う。民宿は工事関係のお客さんもおり、迷惑をかけないように注意した。子どもたちの部屋は2階にあり、指導者は1階のため、安全のために、2階に指導者が2人分かれて子どもたちと同部屋に泊まった。風呂の後、夕食を取り、洗濯をした後は、ミーティングを行った。昔、五戸に泊まった時に『怖い話』を聞かせたことがある。最近は、無理に聞かせるのもいけないので、聞きたい人だけという条件だ。真っ暗な部屋で話の最後に、なぜか壁がボーと明るくなったのには驚いた。やはり、呼んでしまったらしい。子どもたちは、その光を見ると一目散に逃げ出していった。その甲斐あってか、走り回ったり,ドンドン響くことはなく、9時には就寝した。1日に15分ハーフを5本、2日で計10本のゲームをした。前後半すべて総入れ替えでチームを組むが、子どもたちにメンバーを決めてもらった。最初は、個人の主張が多かったが、だんだんと前半、後半のチームバランスを考え、チームのことを考えるようになった。4年生は春から、上級生との試合が多かったので、『最後まであきらめずに闘うこと』を約束してきたが、同じ4年生同志の闘いでは、『ディフェンスは守れず、ゴールを奪われると責任を感じるが、FWやMFもボールを奪われたり、つなげれなかったり、ゴールを奪えない時は責任が伴う。惜しかったではすまない。DF以上に責任がある。』ということを話した。いつもは、あまり厳しいことは言わないが、今回の遠征では、一人一人の足りない部分を指摘させてもらった。今回の遠征がステップアップに繋がることを願っている。