全国大会の経験でわかったこと

 新型コロナウイルス感染の3年以上におよぶ期間で、関東や東北など青森県を離れての遠征や大会がなく、久しぶりの横浜でのチビリンピックの全国大会は、残念な結果であった。
 大会初日の朝一番の新幹線で移動したものの、東京駅から、横浜までの在来線の移動だけでも大変なエネルギーを要した。まして、当日の会場はうだるような暑さ。第一試合は、その暑さと早朝からの疲れから、普段と全く別人か思うほどのパフォーマンスの悪さであった。せめて前泊しておくべきであった。大会の経費は、新幹線料金を除いた、運賃と1泊分の宿泊費のみであったため、経費節約のため、当日入りにしたのが災いしたのは明らかだ。これはチームを預かる私の責任である。
 もう少し、青森からの距離が近い場所での大会であれば、バスや自家用車での移動できるので、朝、昼、晩の食事を保冷剤で冷たくなったお弁当でなく、あったかいお弁当を買いにも行けたが、それもできなかった。
 完全に試合以外の事で、選手は最大のパフォーマンスを発揮できなかったことが、悔やまれる。この大会で豪コーチが、たくさんのチームの指導者と交流ができ、さっそく7月の夏休みにコンサドーレの大会に招待された。夏休みには毎年恒例の江南南の大会などもあり、経費を安くするために、格安の宿泊所を探したりするのはもちろんだが、選手のパフォーマンスがそれによって落ちないようにするなどの配慮が必要だと思う。
 いかに、試合ばかりでなく遠征全体のマネージメントが重要であるか、改めて痛感させられた大会であった。