東北交流大会のレポート
　今回は大雨での被害の件もあるので、試合内容以外のコメントは留めておこうと思います。
　今回のピッチは横幅と縦幅がやや狭いピッチとなっており、多少うまくいかないこともあるだろうなと考えていた大会前でした。狭い所のコンビネーションをより多く求められるが最後のゴール前でノッキングが起こるだろう、守られやすくなるのかな？相手の飛び道具はよりゴールが近くて危険になるかもしれないな。いろいろな事を想定して挑みました。
　やはりパスはひっかかる、たくさんの相手選手のカバーの多さに手を焼き、カウンターを食らうという展開も多かったのかなと思います。
　ここはひとつゴール前の相手選手の多さを無効化するミドルシュートが欲しいと思い、小柄だがパンチのあるシュート力を持っている子に期待した。最近なかなか思い切り自分の武器であるシュートを出せずに苦労していただろう選手。少し試合前に声をかけ、楽しみにしていると見事なシュートを披露してくれた。その試合の中の複数の点の中の１つかもしれないが、インパクトは強烈。とても印象に強く残るゴールでした。次は試合の流れを左右する場面でのゴールをその強烈なシュートで決めてほしいなと思います。彼の次のゴールが楽しみです。
　試合内容はやはりプレッシャーを早く感じて慌ててしまうシーンもありましたが、ピッチを広く使い、逆サイドから、または後ろから相手を引き寄せるように攻撃したり、時には縦に早くカウンターをとその瞬間の判断で様々なことにチャレンジできたかなと思っています。それもいろいろな選手をいろいろなポジションでチャレンジできた方かな？となんとなく思います。
　これから狭いところのプレーの精度、仲間とのイメージの共有、人を活かす、活かされるプレーを学んでいければいいなと思っています。次の遠征が楽しみです。
　守備は危ないシーンもたくさんありましたが、無失点はチーム全員がすごく頑張ってくれたと思います。誰がどの場所でもしっかり守ってくれたなという印象。その中でもGKの選手の成長を感じていて、頼もしさがついてきたなと感じていたところでのかわいらしい宿舎でのケガ。チームの朝の恒例イベントでのケガ。頼れる守護神への道のりはまだもう少しかな？という冗談も言えるくらい成長してくれているなという印象でした。（by 伊藤豪）